現代に蘇る屋形船の活用と工夫の仕方ーその3選

屋形船のイメージを大切にした利用

屋台船といえば、何やら密談や逢引といった密室のイメージがあり、日本人の情緒と人間の裏表が錯綜する入れ物になります。このイメージを大切にした利用の仕方には人気が高まると思います。会議室や集会所は、街中にたくさんありますが、いずれも隔離された空間ではありません。会合を開いていても、トイレに行けば簡単に外との連絡はとれます。屋台船は、そこに集まった人たちが完全に他との連絡が閉ざされた密室を作ることができるのです。

手軽な観光船としての使い方

屋台船といえば、東京の観光船を思い浮かべます。しかし、これは歴史の中で使われてきたものを利用しているからです。屋台船は、ローカルの観光船として大いに活用することが出来ます。自動車が普及されて、どこに行くにも車からの風景しかありません。街を新たな角度で見るには、手ごろな乗り物となります。漁師が本格的な船を用意して観光船にしなくても、格安の屋台船でビジネスを始めることができます。海だけが観光資源ではなく、川や沿岸からの眺めも絶景があるのです。

限定の観光コース、料理コースとしての利用

旅の宿として、一日に一件だけのお客しかとらない宿があります。これと同じように、一日に一件だけのお客を取る屋台船があっても良いでしょう。屋台船の回るコースと、料理のコースも何通りか用意しておくことです。ワンパターンの旅行や料理に飽きている人たちが増えています。自分だけの特別コースや、趣味を通り越して専門家に近づいた人たちには、ありふれた観光案内や料理には見向きもしません。時代を遡り、江戸を彷彿する特別コースも良いでしょう。

屋形船、春は花見を、夏には花火大会、そして夜景観光が楽しめ、何よりも船上での食事や宴会の楽しさは格別なものがあります。